派遣の時給相場と高時給求人を大公開!あなたの時給は適正? 2024.10.04
派遣の時給相場を大公開!
厚生労働省によると平成27年度における労働者派遣事業の派遣労働者賃金は8時間換算で11,927円となっています。
これは時給に換算すると約1500円です。
つまり、派遣の時給相場の平均は1500円ということです。
一般的に派遣の時給は職種やスキルによって異なります。
また、派遣の時給は地域差がありアルバイトやパートの地域における時給差よりも大きく、時には500円以上時給が違うことがあります。
それでは、職種別の時給をご紹介していきます。
一般事務・OA事務は1200円から1500円が相場で、営業であれば1400円から1800円が相場、受付・案内であれば1300円から1600円が相場となっています。
その他、専門的な知識やスキルを必要とするお仕事は平均時給が高くなる傾向にあり、専門性の高いソフトウェア開発などになれば2000円を超える時給を出している会社などがあります。
派遣は「即戦力」を必要としているために直接雇用のアルバイトやパートに比べて、時給が高く設定されています。
時給が高い分ボーナスなどのインセンティブがないという理由もあります。
自身の時給と比較していかがでしたでしょうか?
相場とかけ離れた時給で働いている場合、転職を考えたほうが良いかもしれません。
時給の高い仕事ってどんな仕事?
さて、働く以上時給は高いに越したことはありません。
では、一体どんな職業が高時給なのでしょうか?
上記でも少しご紹介しましたが、専門性の高い職種ほど時給が高くなる傾向にあります。
例えば、外資系の企業で通訳・翻訳をするお仕事であったり、スキルを活かして制作・企画をするマーケティングのお仕事や秘書検定の資格を必須とする秘書のお仕事などがあります。
どの職業も未経験や無資格では雇ってもらえないケースがほとんどです。
たとえ、時給が高いお仕事でも飛びつき禁物と言われるのはこのためです。
未経験・無資格などで入社すれば相場よりも低い時給からスタートしてしまうケースもあるのです。
時給と相場だけでなく、しっかりと業務内容や応募資格などを検討した上で職種を選ぶようにしましょう。
どうしても高い時給で働きたい!
という方もいるでしょう。そうした場合、資格を取得するのがやはり一番はやいでしょう。
遠回りにみえて確実な道です。
それでも、「資格ってスクールと通わなきゃいけないんでしょ」と思った方もいると思います。
そんな方にはパソコン系統の資格が手っ取り早いです。
企業からも評価してもらいやすく、実務にも役立ちます。
具体的には、マイクロソフトスペシャリスト(MOS)というWord・Excel・Power Pointなどのスキルが高められる資格となっています。
働いてから時給を上げてもらいたいという方もいるかと思います。
派遣のお仕事で時給を上げるには、やはり長く働くということに尽きます。
担当する業務の幅が広がったりプロジェクトなどを任せられるようになれば、時給が上がるケースがあるのです。
高時給で働くには?
高い時給で働くにはどうしたらいいでしょうか?
まずは、
平均時給の高いジャンルの職業
で探すことが一つです。もうひとつは、ご紹介してきた通り、なんらかの
スキル・資格を取得
することです。では、平均時給の高いジャンルの職業とはどんなジャンルなのでしょうか?
これはやはり、
IT系
の職業です。ここ5年間で時給が高くなっているランキング一位となっています。
Web・スマホ系SE(システムエンジニア)の職業は平均時給が2500円を超えます。
理由はここ数年でスマホアプリやeコマース用のサイト・プラットフォームの需要が急増していることにあります。
営業系や技術系の職業
の平均時給も上がっています。現在では過去最高水準の時給となっています。
正社員の確保が難しくなり、外資系の企業を中心にプロジェクト単位で派遣を採用する動きがでてきています。
人材が不足しているジャンルの職業はやはり必然的に時給が上がっています。
まとめ
派遣の時給相場についてご紹介してきました。
主な職種における時給相場の紹介からはじまり、高い時給の職業の紹介はいかがだったでしょうか。
高時給で働くためにはどうしたら良いか、どんな資格・スキルが必要であるか知っておくだけで仕事選びは変わると思います。
もちろん時給が相場と一致しているかどうかは大切なことですが、それ以上に自分に適性があるかどうか、合っているかどうかを考えることも大切です。
派遣に関して、注意しておくことがあります。
それは派遣会社を経由すると派遣会社にマージンが取られてしまうということです。
つまり、自分の手取りは派遣先からの派遣料からマージンを差し引いたものが手取りとなるのです。
意外と知っているようで知られていないことですので注意してください。
派遣会社の検討もしっかりと行いましょう。